給湯器から発生する異臭はガスの臭い以外にも複数あります。
それぞれの異臭によって原因はさまざまですが、異常や故障の前兆であることに違いはありません。
続いては、臭いの種類ごとの原因をご紹介します。
生臭い時
給湯器から生臭い臭いが発生しているときは、給湯器内部に留まった水が腐食していることが考えられます。
給湯器は本来、使用することで内部の水が循環しますが、
長期間使用しない期間があると内部に停滞した水が腐食することがあります。
焦げ臭い時
給湯器から焦げ臭い臭いが発生しているときは不完全燃焼や発火を起こしている可能性があり、とても危険な状態です。
不完全燃焼は給湯器の内部に溜まったほこりやゴミが
原因になることが多く、これらを放置して使い続けると、
一酸化炭素中毒や爆発、火災などの重大な事故につながる恐れがあります。
給湯器から焦げ臭い臭いを確認した場合は、給湯器の使用を中止し、
身の安全を確保した上で業者へ連絡して点検や修理などの
対応をとりましょう。
酸っぱい臭いがする時
給湯器から酸っぱい臭いがするときは、本体内部の部品が腐食している可能性があります。
部品の腐食を放置すると、ガス漏れの原因となったり、すでにガス
漏れを起こしていたりすることもあり、大変危険です。
給湯器のパネルを開けて内部を確認する作業を行う必要があるので、
メーカーやガス会社へ連絡をして点検してもらうことをおすすめします。
また、酸っぱい臭いと同時に目に滲みるような感覚がある場合、
一酸化炭素が発生している可能性があるので、安全を確保した上で業者
へ連絡をしましょう。